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ドイツワイン2

北国で日照時間の乏しいドイツでは、多くの光を浴びて熟したぶどうが、糖度も高く、良質とされていることから、糖度によってランク分けが決定されます。フランスと隣り合わせの国ですが、位置する緯度の違い、気候の違いにより、ドイツにはドイツの独特なワインの基準があります。まずは、格付けやワイン用語を見ていきましょう。

格付けと品質分類

品質分類 規定
gU / Prädikatswein(プレディカーツヴァイン) 補糖不可ぶどうの熟度(糖度)、収穫方法により6段階に分類*下の表を参照
gU / QbAQualitätswein bestimmter Anbaugebiete(クヴァリテーツヴァイン・べシュティムター・アンバウゲビーテ) 13指定栽培地域内のぶどう補糖可生産量が最も多い同一指定栽培地域内のブレンド可糖度を示すエクスレ度51以上最低アルコール度7.0%
ggA / Landwein(ランドヴァイン) 26栽培地域からのぶどう補糖可最低アルコール度8.5%
Deutcher Wein(ドイッチャー・ヴァイン) 100%ドイツ産のぶどう補糖可最低アルコール度8.5%

 

gU(Prädikatswein)の品質分類

gU / Prädikatswein 内容 糖度を示すエクスレ度と最低アルコール度数
Kabinett(カビネット) 良質のワイン 最低70 ~ 85 / 7.0%
Spätlese(シュぺトレーゼ) 遅摘みのワイン 最低76 ~ 95 / 7.0%
Auslese(アウスレーゼ) 房選りのワイン 最低83 ~ 105 / 7.0%
Beerenauslese(ベーレンアウスレーゼ) 粒選りのワイン 最低110 ~ 128 / 5.5%
Eiswein(アイスヴァイン) 完熟したぶどうの粒を樹につけたまま
氷結させ、搾汁したもの
最低110 ~ 128 / 5.5%
Trockenbeerenauslese(トロッケンベーレンアウスレーゼ) 貴腐による加熱によって干しぶどう状になった粒を粒選りしたもの 最低150 ~ 154 / 5.5%

ワイン名の付け方・ワインの見分け方

ドイツでは30000以上のぶどう畑が存在し、いい加減なこと嫌うドイツ人気質から、地域名+畑名、品種名をエチケットに記すことが主流となっています。gU(Prädikatswein)に関しては、原産地域名の記載は義務で、下に明記したドイツには5つしかない特別畑(Orsteillage…フランスのグランクリュのような)は覚えておくとよいかもしれません。

MoselのWiltingener Scharzhofberg(シャルツホーフの山という意味/ 以下同様)、Rheingauにある4つの特別畑Hattenheimer Steinberg(石山)、Oestricher Schloss Reichartshausen(ライヒャルツハウゼン城)、Winkeler SchlossVollrads(フォルラーツ城)、Johannisberger Schloss Johannisberg(聖ヨハネ山)。ぜひ飲んでみたいワインです。

また、1910年に設立されたVerband Deutscher Prädikats-und Qualitätsweinguter(ヴァーヴァンド・ドイッチャー・プレディカーツ=ウント・クヴァリテーツヴァイングーター)、通称VDPというドイツ優良ワイン生産者協会が存在し、そこに加盟している醸造所が販売するワインには、黒鷲のロゴ・シールがボトルに貼られています。迷った時には、これを指針に購入してみると良いでしょう。