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トスカーナ

イタリアのちょうど中部に位置し、ルネッサンスと芸術の都として栄えたフィレンツェを州都とした地方です。フィレンツェと言えば、毎年世界中から多くの観光客が訪れ、日本人にとってもローマ、ミラノに次いで人気の街。また、トスカーナは、ピサの斜塔でも有名なピサ、シエナ、サン・ジミニャーノ等、世界遺産や文化遺産が多く集まっている地方でもあります。気候は寒暖の差が激しい大陸型気候で、豊かな土壌、ワイン造りの歴史、最新の技術とがバランスよく合わさったイタリアでも有数のワインの名産地。最も古い歴史を持つ“キャンティ”と世界トップクラスのひとつと評される“ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ”など、高品質で知られるワインを醸造している地域です。

トスカーナのDOCG(DOC)/主な品種と特徴など

DOP(DOCG/DOC) タイプ ぶどうの品種と特徴
Brunello di Montalcino(ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ) DOCG サンジョヴェーゼ(ブルネッロ)
★長熟タイプ。イタリアワインの女王。
★熟成期間は62カ月以上。リゼルヴァは74カ月以上
Chianti(キアンティ) DOCG サンジョヴェーゼ(75~100%)カナイオーロ・ネロ(10%以下)トレッビアーノとマルヴァジーア(10%以下)
★リゼルヴァ、スーペリオールもあります
Chianti Classico(キアンティ・クラシコ) DOCG サンジョヴェーゼ(80%以上)
★リゼルヴァもあります
Vernaccia di San Gimignano(ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ) DOCG ヴェルナッチャ
★リゼルヴァもあります
Bolgheri/Borgheri Sassicaia(ボルゲーリ/ ボルゲーリ・サッシカイア) DOC 赤・ロゼ カベルネ・ソーヴィ二ヨン、メルロ、サンジョヴェーゼ
ヴェルメンティーノ、トレッビアーノ、ソーヴィ二ヨン・ブラン
★サッシカイア
★ヴィン・サントもあります
Rosso di Montepulciano(ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ) DOC サンジョヴェーゼ(ブルニョーロ・ジェンティーレ)70%以上

トスカーナのワインは基本的には、国産品種のサンジョヴェーゼをメインに醸造されています。世界で最も有名なワインのひとつである“キアンティ”はその代表格。DOCGとしてはイタリア国内でも3番目の生産量を誇ります。映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンがコップでキアンティを飲むシーンからアメリカをはじめ、全世界で火がついたとも言われています。また、イタリアワインの女王“ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ”に使用しているのは、サンジョヴェーゼを品種改良して、より上質にしたブルネッロ。つまりサンジョヴェーゼの親戚。そして、伝統にとらわれることなく、自由においしさを追求した新しいスタイルのワイン“ボルゲーリ”(スーパー・タスカン)はサンジョヴェーゼをベースに、カベルネやメルロを混醸しています。近年では、あのファッションブランドのフェラガモもスーパー・タスカンのワイン造りを始めていて、IL BORRO(イル・ボッロ)の銘柄で人気となっています。