title_Cote-de-Rhone

コート・デュ・ローヌ

ローヌ河に沿って、ヴィエンヌからアヴィニヨンまでのおおよそ200kmにわたる地域を総じてCôtes du Rhône(コート・デュ・ローヌ)と呼び、ミストラルという強い北風が吹き、乾燥した地中海性気候が独特のワインを生み出すワインの産地として有名です。

生産されているぶどうの品種が地区によって異なり、シラーとヴィオニエが中心の北部といろいろな品種をブレンドする南部とに分かれます。特徴としては、コート・デュ・ローヌの赤ワインは、シラーがとても濃厚で強いぶどうなので、白ぶどうをある一定量まではブレンドしても良いと法律で決められている点が挙げられ、南部のChâteauneuf-du-Pape(シャトー・ヌフ・ド・パプ)に限っては、13品種のぶどうから数種を混醸して作っています。

 地区名と主要なぶどう品種

地区名 主要品種 タイプ
Septentrional(セプテントリオナル)北部地区 Syrah(シラー) 赤白
Viognier(ヴィオニエ)
Marsanne(マルサンヌ)
Roussanne(ルーサンヌ)
Méridional(メリディオナル)南部地区 Grenache(グルナッシュ) 赤白
Mourvèdre(ムールヴェードル)
Cinsaut(サンソー)
Carignan(カリニャン)
Clairette Blanche(クラレット・ブランシュ)
Grenache Blanc(グルナッシュ・ブラン)
Bourboulenc(ブールブーラン)
Ugni Blanc(ユニ・ブラン)
Châteauneuf-du-Pape(シャトーヌフ・デュ・パプ) Grenache(グルナッシュ) 赤白
Syrah(シラー)
Mourvèdre(ムールヴェードル)
Cinsaut(サンソー)
Terret Noir(テレ・ノワール)
Muscardin(ミュスカルダン)
Vaccarese(ヴァカレス)
Counoise(クノワーズ)
Clairette Blanche(クラレット・ブランシュ)
Bourboulenc(ブールブーラン)
Roussanne(ルーサンヌ)
Picpoul(ピクプール)
Picardan(ピカルダン)

北部地区、南部地区の主なAOP(AOC)

Septentrional セプテントリオナル【北部地区】

Côte-Rôtie(コート・ロティ)、Hermitage(エルミタージュ)、Crozes-Hermitage(クローズ・エルミタージュ)、Condrieu(コンドリュー)、Château-Grillet(シャトー・グリエ)など。

フランス語で“焼け焦げた丘”を意味する土地、Côte-Rôtieには、特に有名な2つのワインメーカーE.GUIGAL(ギガル)とM.CHAPOUTIER(シャプティエ)があり、日本でも人気です。年間を通じて比較的暖かい気候のため、ぶどうの成熟感が強く、糖度とアルコール度数が高めのワインが多いのも特徴。また、Château-Grilletは生産量が少ないため、大変希少で、日本ではなかなかお目にかかれませんので、見つけたらぜひ試飲してみたいですね。

Méridional メリディオナル【南部地区】

Châteauneuf-du-Pape(シャトーヌフ・デュ・パプ)、Gigondas(ジゴンダス)、Tavel(タヴェル)、Rasteau(ラストー)、Muscat de Baumes-de-Venise(ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴィニーズ)など。

価格が比較的高めの北部の銘柄に対して、南部はバラエティがいろいろとあり、大量生産が可能なコストパフォーマンスの良いものも多くあるのが特徴です。Châteauneuf-du-Papeは特に有名でファンも多く、またTavelはロワールのRosé D’Anjou(ロゼ・ダンジュ)と南仏のプロヴァンス・ロゼと並ぶフランスの3大ロゼワインのひとつ。意外にも、中華料理やアジアのお食事とも相性が良いので、ぜひ試してみてください!そして、製法が異なるVDN=Vin Doux Naturel(ヴァン・ドュ―・ナチュレル)という天然甘口ワインも暖かい南部の気候ならではのワインで、食後酒としておススメです。